はじめに
はじめまして、てませくんです。
この記事では、「投資初心者がDBS VICKERSで投資を開始するまでのまとめ」というタイトルで、投資初心者のてませくんがシンガポールで証券口座の開設から株式購入までを行った手順についてお伝えしようと思います。
すでに他ブログ様にて、同じような内容を記載されておりますので、あくまで私の経験の話として記載していきます。
この記事で得られる情報
- DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを開設する方法
- SGXのCDP Accountを開設する方法
- DBS VICKERS SECURITIESで株式を購入する方法
なぜ投資を始めようと思ったのか?
これは別記事にてお伝えしようと思っているのですが、端的に言えば
「成功しているシンガポーリアンのようなゆとりのある人生を送りたい」
と思ったからです。
シンガポールに住んで1年程経過していますが、その間に肌で感じたこの国に存在する富裕層の多さ、身近さに刺激を受けたところが大きいです。
なぜDBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountに決めたのか?
ご存じの方もいると思いますが、シンガポールは投資環境がとても良い国です。
ただ、株の売買にかかる手数料に関していえば、日本のほうが安くすみます。
当然ですが、証券口座を開設する前には様々なブログやまとめ記事を参考にしました。

リンク先の記事にありますように、シンガポール株の売買手数料は証券会社によって大きく異なります。
私は投資初心者で、勉強をしながら少しずつ資産形成をしていくことを想定していますので、ミニマム手数料取引が基本になると想定しました。
また、短期での売買は想定しておらず、先の数年に関してはポートフォリオの見直しのタイミングで多少の売りをする可能性がある程度で考えています。
メインの投資先としては、シンガポール株、シンガポールREITを想定していたため、アメリカ株の売買手数料については、今回の検討の対象からは除外しました。
購入後のシンガポール株の管理についてはCDP AccountかCustodian Accountかのどちらかが、各証券会社によって異なります。
大まかなCDP AccountとCustodian Accountの違いは下記の通りです。
良い点 | 悪い点 | |
CDP | ・株式を自分の名義で購入することができる ・証券会社に依存せず、CDPを用いる他の証券口座での売買が可能になる | Custodianに比べ、売買手数料が高い |
Custodian | CDPに比べ、売買手数料が安い | ・株式を証券会社名義で購入することになる ・一定条件に満たない場合は、口座管理費などが別途必要となる ・持ち株をCDPへ転送する場合に費用が発生する |
手数料は低く抑えられるようにするに越したことはないのは基本ですが、自由度を考えるとCDP Accountの方が魅力的であると思いました。
上記の諸条件により、CDP Accountを用いている証券会社のシンガポール株のミニマム売買手数料(10SGD)の証券口座が候補となりました。
- DBS VICKERS SECURITIES (Cash upfront Account)
- FSMOne
DBS VICKERS SECURITIES (Cash upfront Account)は株の購入に限って、手数料がミニマムの10SGDであります。
FSMOneは株の売りに限って、手数料がミニマムの10SGDであります。
上述しました通り、私はシンガポール株を長期保有で投資することを基本としています。
また、私はメインバンクの口座がDBS Multiplier Accountなので、DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを利用する条件を満たしていました。
さらに、いずれは日本に帰国することを考えると、管理をなるべくシンプルにしたかったため、銀行口座と証券口座をDBSで統一できることも良い点でした。
上記により、私はDBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountで口座を開設することに決めました。
- 投資スタンスと親和性が高かったため(シンガポール株を長期保有する投資スタンス)
- ミニマム売買手数料が10SGDであったため
- CDP Accountで株を管理できるため
- 銀行口座と証券口座をシンプルに管理できるため
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountの口座を開設するための順序
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront AccountはCDP Accountで株を管理するため、DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountとは別にCDP Accountを開設する必要があります。
厳密にはどちらの口座を先に開設したとしても、最終的にDBS Vickers Cash UpfrontとCDPの口座間で紐付けが行われれば問題ないようですが、私は下記の順序でそれぞれの口座開設を行いました。
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを開設する際に、CDP Accountの口座番号を入力する欄があるため、この順序のほうが手続きがスムーズかと思います。
- CDP Accountを開設する
- DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを開設する
CDP Accountを開設するための手順
CDP Accountの開設手順は以下の通りです。
- SGX CDP Account Openingにアクセスをする
- 必要項目を入力して、Web上での手続きを完了する
- アカウントが無事に作成された旨の書類が郵送されてくるので受け取る(アカウント情報はメールにて通知される)
- 初回ログインのためのパスワードが記載された書類が郵送されてくるので受け取る
- 初回ログインを行いアカウントの初期設定を完了する
SGX CDP Account Openingにアクセスする
まずは、下記のページにアクセスします。
SingPassを利用する方法と、一から全ての項目に情報を入力する方法があります。
SingPassを利用した申請が可能なのは、シンガポーリアンかPR保持者のみに限定されているため、大抵の方は一から全ての項目に情報を入力する必要があると思います。
私も当然、SingPassを利用しない方法で申請しました。
Web上での手続きを完了させる
CDP Accountの申請には、下記の書類が必要となりますので予め用意しておくと良いです。
- 銀行口座
- 税金関連の情報
- パスポートのコピー(PDFファイル)
- 銀行口座の状態を証明する書類(PDFファイル)
税金関連の情報では、シンガポールでの納税者番号を入力しました。
また、銀行口座の状態を証明する書類は、DBS銀行の場合はiBanking上で発行できます。
郵送物を受け取る
無事にWeb上での申請が完了すると、数日間待つ必要があります。
郵便物は2回に分けて受け取ります。
- メール
- アカウント情報
- 郵送
- アカウントが作成された旨の内容の書類
- 初回ログイン用のパスワードが記載された書類
一つ目に関しては、受け取ったところで特にやることはありません。とりあえずホッとできます。
二つ目を受け取ったら、早速ログインをして初期設定を完了させましょう。
この間、5営業日くらいだったと思います。
そして、この期間にアカウント番号などはメールにて受け取ります。
CDP Accountの初期設定を完了する
初回ログイン用のパスワードを取得したら、下記のページからログインを行います。
初期設定のために何度かSMS経由のOTPを入力した気がしますが、根気強くやってください。
無事に新しいパスワードでログインができたら、CDP Accountの設定は完了です。
お疲れ様でした。
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを開設するための手順
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountを開設するための手順は以下の通りです。
- DBS iBankingにログイン
- DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountの申請フォームから申請する
- アカウント情報やCDP Accountとの紐付け状況をメールで受け取る
- 初回ログインのためのパスワードが記載された書類が郵送されてくるので受け取る
- 初回ログインを行いアカウントの初期設定を完了する
DBS iBankingにログイン
下記にアクセスして、ログインを行います。
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountの申請フォームから申請する
ログインしたら、下記の順序で申請フォームにいきます。
Applyタブ → DBS Vickers Online Trading Account
申請フォームではCDP Accountの口座番号を入力する必要があります!
アカウント情報を受け取る
申請後はメールと郵送にて以下の情報を受け取ります。
- メール
- アカウント番号
- CDP Accountとの紐付き状況
- 郵送
- 初回ログイン用のパスワード
- OTP(ワンタイムパスワード)生成用のデバイス
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountの初期設定を完了する
初回ログイン用のパスワードを更新して、初期設定は完了です。
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountには下記の方法でログインができます。
- DBS iBanking経由でログインする
- DBS Vickersのログインフォームからログインする
私はiBanking経由でログインすることが多いです。
そのため、設定したDBS Vicersのパスワードはあまり利用していません。
また、OTP生成用のデバイスもあまり使っていませんが、大事に保管しています。
DBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountで株を買ってみる
CDP AccountとDBS VICKERS SECURITIESのCash upfront Accountが無事に開設でき、紐付きが完了したら、いよいよ株を購入していきます。
ここでは、以下の内容について記載します。
- DBS iBanking経由でのDBS Vickersへのログイン方法
- DBS Vickersログイン後の株の購入方法
DBS iBanking経由でのDBS Vickersへのログイン方法
DBS iBankingへログイン後、下記の手順でDBS Vikckersへログインできます。
Investタブ → アプリ認証 → DBS Vickersのページに遷移することの承諾 → DBS Vickersのページ
DBS Vickersログイン後の株の購入方法
ログイン後は、下記の手順で株の購入画面に遷移できます。
Tradeタブ → Place Order
購入画面では、以下の内容に気をつけてください。
- Stock Search
- 銘柄名かシンボルで検索します
- Settlement Mode
- Cash Upfrontを選択するのを忘れずに!
- Quantity
- 株数を入力します
- Price
- 一株あたりの金額を入力します
株の購入については指値での購入になります。
成行での購入については、DBS Vickersでの設定の仕方がわからなかったので、わかりましたら追記しようと思います。
なにぶん、投資自体を始めたばかりなので、理解不足な点や間違いがあるかもしれませんが、優しくご指摘いただけましたら幸いです。
おわりに
この記事では、投資初心者がシンガポールの証券口座の開設から実際の株の購入までの手順をまとめてみました。
私は、初めての購入で Frasers Logistics を購入しました。
購入後、順調に株価が推移してくれています。
今後も毎月一定額をシンガポールREITやシンガポール株に投資をしてポートフォリオを作っていこうと思います。
US株や債券なども徐々に手を出していこうと思っています。
この記事がこれから投資を始めようとしている方の参考になれば幸いです。